「欲しい」ではなく「好き」で買う

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好き

こんばんは、インディの浜島です。私は音楽が好きなのですが、欲しいと思った曲を買う時に感じていることを書きたいと思います。

音楽のような趣味の世界のことだけではなく、一般的な仕事にも応用できるんじゃないかと思ってます。

AIDMA→AISAS

マーケティングを勉強していると、購買行動について、インターネットの普及で「AIDMA」から「AISAS」になった、というようなことをたくさん見る。

「AIDMA」から「AISAS」になった、というのは本当に納得できることです。ずっと納得していました。けど、最近ちょっとだけ違うんじゃないかと思うことがあります。

購買行動と言うのは、もうちょっと変わってきているように感じています。

ものすごく「好き」になる

それは、インターネットがあることで「ものすごく好きになる」とフェーズができたのではないかと感じるのです。

インターネットはものすごい量の情報があります。溢れてます。ちょっとでも興味を持ったことをインターネットで調べていく中で、たくさんのことが知れます。2時間もあったらそれなりの知識が溜まってます。

AISASで言う「興味」「検索」の段階のレベルが上ってきていると思ってます。AISASが提唱されて話題になったころの「興味」「検索」と、2016年時点での「興味」「検索」のレベルが違いすぎるように感じます。

昔と今の違い

私が学生時代の「興味」「検索」は今考えると本当に貧弱なものでした。

私は最初に書いたとおり音楽好きだったのですが、「興味」を持つのはテレビ、ラジオか友達からの口コミしかなく、「検索」は音楽雑誌くらいです。私は音楽雑誌を隅から隅まで読んでましたが、今考えるとその情報量はたいしたことはありません。

しかし、インターネットができてから、特に2016年時点での情報量は昔と違いすぎます。

プロも

先日ラジオを聴いていて、プロもそうなんだ!と思うことがありました。

あるバンドのメンバーがゲストに出ていて、メンバーの「最近好きな曲」を紹介していました。3人のメンバーがそれぞれ2曲ずつ紹介していたのですが、なぜ知ったか?の質問に「ネットサーフィンしている時に見つけた」と言ってました。

プロも同じように新しい音楽と出会うんだ!とびっくりしました。けど、プロであればあるほど、パソコンの前やスマホを見ている時に音楽情報にアクセスするだろうから、新しい曲やアーティストに出会うのでしょう。

例えば、昔の私は

例えば、私の学生時代のアーティストを好きなって夢中になるまでの流れを説明すると、レンタルCDで良さそうなアルバムを数枚借りてきて、その中に良いものがある。

そのアルバムを何度か聴いて、どんどん好きになって音楽雑誌などで記事を読んで共感することがあって、さらに好きになる。そして、過去の作品も聴いて、次の作品を楽しみにする。

例えば、今の私は

しかし、今の私はツイッター(Twitter)、フェイスブック(Facebook)などのSNS経由でいろんなアーティストに出会う。

ツイッターでは、好きなアーティストをフォローしているので新譜が出ればもちろん知るし、そのアーティストが好きなアーティストの新しい曲があれば共有するから、当然新たに知る。

フェイスブックでは、知り合いが好きな曲を共有するし、カルチャー系のメディアが新旧の音楽をシェアしてくれるし、レーベル自体がフェイスブックページを持って情報発信してる。

最大の違いは

ツイッターもフェイスブックも昔とは違いますが、「口コミ」と言うことを考えたら、それほどすごい変化ではないのかもしれません。

私が通っていた専門学校のメンバーは、偶然にヘビーな音楽ファンがたくさん揃ってました。その時に得た情報に比べると、ツイッターやフェイスブックと言ってもそれほど大きな変化でない気もしてきます。

最大の違いはYouTubeだと思ってます。

YouTubeは何度も何度も聴くことができるし、聴いている曲と同じジャンルの曲や、同じレーベルの違うアーティスト、ラジオ出演時に語っていた好きなアーティストのこと(ラジオ番組をアップするのはダメなことです)など、つながって出てきますし情報満載です。

聴いたら買わない?

YouTubeで、何度も聴いたならもう買う必要はないだろうと思うでしょう。もちろん、何度も何度も聴いてしまって結局飽きてそのまま忘れてしまう曲もたくさんあります。

けど、本当に好きな曲やアーティストは、何度聴いても良くて飽きないから何度も聴く。何度も何度も聴いている内に、最終的にはYouTubeを開くのを面倒くさいとか、ネットがない環境でも聴いていたいという気持ちになって、結局購入する。

そして、だいたいは勢いづいて1曲だけではなく何曲も買う。関連するものは全て買う。

CDが売れなくなる?

2016年の洋楽アルバム・ベスト3』という記事を読んで自分の感覚を再確認しました(記事は途中までしか読めません)。

柴 音楽業界の意思決定を担っている人は、一刻も早く世の中の流れに気がついた方がいいと思います。端的に、今は日本だとレコード会社によってYouTubeにアップされるMVがフル尺じゃなくてショートバージョンだったりする場合があるでしょう? 「CDが売れなくなる」と思ってそういうことをしてるんだとしたら、本当にダサすぎる!引用『2016年の洋楽アルバム・ベスト3

これは、私もずっと感じていました。ショートバージョンを聴いてもちゃんと好きになれないし何度も何度も聴くことができない。聴いたところで物足りなさは同じ。

レコード会社の人たちは、ショートバージョンをYouTubeに上げているのは昔からの流れがあると思うのですが、一度観たら満足して買わないんじゃないかと思っている気がします。

好きになる

一度聴いたら、もう聴かなくなって買わなくなる。そんなことを考えているなら、そのアーティストの曲は良くないと言っているようなものですね。

今、インターネット時代のアーティストに求められるのは、本当に実力や才能がある人だと思います。良い曲(商品)をしっかり作り出せるアーティストです。少し前までは、テレビで面白いことを言ったりできたりする人の方が売れた時代がありました。

音楽以外の才能があって面白がられて売れる。そんな人では今の時代に売れるのは難しいように思います。

YouTubeで何度も何度も聴かれても飽きずに、どんどん好きになれるような曲を生み出せる人じゃないといけない。

音楽以外でも

音楽だけではなく、普通の会社の商品も同じようなことになってくるのではないでしょうか。

ユーザーが何度も何度もWebサイトで商品やサービスを確認して、好きになってしまって購入したり問い合わせをする。

テレビコマーシャルで芸能人を使って、その芸能人が好きで商品を買う、みたいなことが多かったと思いますが、今後は難しくなってくるのではないでしょうか。

情報をオープンに

今回のブログで書いたことは、私が音楽で感じたことでしたが、いろんな業界や商品・サービスも同じような状況になっていると思いますし、今後さらに変わってくるのだと思います。

その状況に対応できるように、情報をオープンにし、ユーザーや見込み客の人たちが自社の商品やサービスを何度も何度も体験し、検討し、そして好きで好きで仕方がない、という常用を作る必要があると思います。

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